6/24 日々雑感

欧州選手権のグループリーグが終わった。
時間的、もしくは環境的な面があり、
見たい試合のいくつかを見逃しているのが
残念ではあるが、感想を。

結果から言えば、順当なB,D。波乱のA,Cだろうか。
スペインが、またしても期待を裏切り、
イタリアも、期待はずれに終わってしまった。
どちらも、2002年に韓国に敗れた国であるというのは、
偶然だが、皮肉でもある。

イタリアの戦い方は、イタリアらしい負けないサッカーであった。
イタリアはいつも、グループリーグはぎりぎりでこうやって抜いてきて、
トーナメントに入ると勝ち上がるのがスタイルだ。
しかし、北欧勢も勝ち点を落とさなかったため、
点を取れないサッカースタイルでは、先には進めなかった。
これで、オリンピックにはますます本気でくるだろう。
日本にとっては、喜ばしくない結果かもしれないな。
しかし、イタリアはある意味では最後までイタリアらしかった。
イタリアは好きな僕だが、なんとなく納得してしまったのは、
北欧2チームの出来のよさゆえかもしれない。

スペイン、スペインはどうだろう。
世界最強といわれるリーグにあって、
攻撃的なスタイルのスペインだが、
たったの2点しかとれず敗退した。
正直スペインにはあまり思い入れも無いが、
タレントぞろいのスペインの敗退は、残念な人も多いだろう。
サッカーは分からない。そう思わせる、良い教訓だ。
地雷原ギリシャと、最後に意地を見せたポルトガルを誉めるべきだろうか。

そして、もうひとつの大国ドイツ。
ある意味では順当に、彼らも去る。
敗因はずばりラトビアで星を落としたことだろう。
得点力不足。トーナメントの勝ち方をしっているという意味では、
イタリアと同タイプだが、グループも抜けないというのは、
やはりチェコが強かったということか。
オランダも最後に生き返ったし。

そして、ちゃんと順当に抜けられた国は、
きっちりと仕事をする選手がいた。
イングランドルーニー
フランス、アンリ&ジダン。ハンドのトレセゲも?
オランダ、文句なし。ファン・ニステルローイ
スウェーデン、復帰したベテラン、ラーションと、ミラクルヒールのイブラヒモビッチ
デンマークトマソンが安定していた。
チェコはだれとは挙げられない、みんな良いが、ひとりならバロシュ
ギリシャ、やはりハリステアス。ニコライディス。
デンマークトマソン
ポルトガル、ヌーノゴメスにしておこうか。

最後に小さい感想を。
ギリシャ。まさにダークホース。伏兵、地雷であり地雷。良い選手がいるのは知っていたが、やっぱり予想外だった。どこまでサプライズを続けられるか。
ポルトガル。最後の意地。C・ロナウド、デコら若手中心にした結果が功を奏すかも。ホスト国の意地を見たい。
フランス。初戦のジダンがいなければ、危うかったか。そして、最終戦復活したアンリが国を救うか。
イングランド。初戦を落とす展開から、ワンダーボーイの再来、ルーニーの2戦4発で息を吹き返した。勢いはある。
スウェーデン。イタリア戦のイブラヒモビッチの1点。語り継がれるゴールになるかもしれない。ラーションの存在も大きい。
デンマーク。ワイドなサッカーをし、守りも堅い好チーム。地味ながらトマソンとか良い選手だよな。ロンメダールも好き。
チェコ。順当。全て逆転という展開。強い。もっとも余力のある戦い方をした、トーナメントでそのアドバンテージを生かせるか。
オランダ。ニステルローイのミラクルなゴールで救われ、最終的にドイツを蹴落とした。


初めてEUROをしっかりと追いかけた。
やはり楽しい。
あと二週。楽しんでいこう!