別れと立ち直り

先日、ヒゲ君をちゃんと励ましたあげられなかった。
ちと反省して、自分を振り返ってみた。

俺も一年半ほど前に、とても大事だった人と別れることになった。
原因については、もう良い。
ここで書きたいのは、そこまでの過程、そこから学んだこと。

最初の数ヶ月は後悔の日々だった。
後悔すまいと思いつつ、心が後ろ向きで、どうにもこうにもしんどくて。
不意にフラッシュバックする、彼女との思い出と戦う日々だった。
休みの日が苦痛でしょうがなかった。
仕事に追われて、なにも考えないこと、それが一番楽だった。
酒浸りになったっけ。
自分でも嫌になるほど、駄目だったなあ。

今では、ようやく別れてよかったって、思える自分がいる。
どん底だった。しょうもないって言われるかもしれないけど、
間違いなく、俺の人生で一番のどん底
そっから、ちゃんと這い上がれたことは、今の俺にとってはかけがえの無い経験だ。

立ち直るきっかけをくれたのは、友人達。
「毎日を丁寧に生きることが大事」
この言葉をくれた、学生時代の先輩はなんども俺の愚痴を聞いてくれた。
聞くだけ聞いても、けっして、慰めたりせず、さばさばと現状を分析し、
いまやるべきことを教えてくれた。

「今の気持ちを書いておくと良い」
珍しく、真剣な話をしたときに、それを教えてくれた人は、
いつもは馬鹿話しかしないけど、もの凄い人生の楽しみ方を知っている。
彼の明るさと楽しさには、なんど救われたことだろう。
バンプを教えてくれたのも、彼だったな。今もお気に入りのグループ。

他にも多くの人が、心配してくれたり、いろいろ気を遣ってくれた。
今思うと恥ずかしいけどね、けど、とてもありがたい存在。
その存在は、強く今も俺を支えてくれる。



俺は、まだ彼にとってそんな人間になれないだろう。
けど、彼もきっとそんな人が周りにいるはず。
あんな良い奴だ、絶対に。
だから、きっと大丈夫。そう思うよ。
いつかちゃんと乗り越えられるはず。
保障するね。
俺でさえ大丈夫だったんだからさ。