KINGの生き様

キングこと三浦カズシドニーFCへの
短期移籍が決定した。

今年、日本で行われる世界クラブ選手権
オセアニア代表、シドニーFCの監督である、
リトバルスキーがカズへオファーを出したことが発端。

横浜FCに移ったばかりのカズだが、
今年の昇格が無理になったことから、
移籍に踏み切った模様。

まあ、冷静に考えて3ヶ月のレンタルで
結果を出すのは厳しい。
だが、日本クラブがでれないなか、日本で開催する
クラブ選手権の大きな目玉になることで、
スポンサーのトヨタあたりは喜んでいるのではないかな。
リバプールもモチベーション低いみたいだし)

俺はJリーグ開幕世代。
正直、高校のころはヴェルディ嫌いだったけど、
やはりカズだけは別格だった。
決めて欲しいところで決める男。
アメリカW杯予選での彼は、まさにエースだった。

あれから十数年。
ドーハでは歴史的な悲劇に見舞われ、
ジェノアでのセリエA挑戦も怪我に泣き帰国。
(それでも日本人初ゴールなんだよね。)
卵を投げつけられたりしつつ、必死の思いで出場権を
勝ち取ったワールドカップは、
直前での落選というもっとも悲しいかたちで奪われた。
京都では、もう終わったといわれ、契約金0提示され、
神戸からJ2の横浜にいくときには都落ちと揶揄された。

決して恵まれたサッカー生活ではないのかもしれない。

それでも彼は、サッカー一筋に生きている。
多くのクラブを渡り歩きながら、
いまだ前線で働き続け、サッカーの魅力を
さまざまなコンテンツで見せてくれている。

サッカーというスポーツを、
日本に普及させてくれた功労者。
それは間違いないのだろうけれど、
今はまだそんな目で見ることなんて、
望んでないんだろうな。

カズの生き様、まだまだ目に焼き付けたいと思う。
世界の強豪相手に勝負するカズが見れるのはうれしいな。