スタジアムで感じたこと

westwind2006-06-12

幸福にも、無事カテゴリー1 GREEN SECTION (バックスタンド最上段)にて観戦を果たした。
試合展開に言及するまえに、まず実際に感じたことを書き連ねてみようと思う。

●応援文化
イングランドにいって思ったんだが、日本人は声を出さない。
こっちのキャンプでもイングランドもイタリアも、誰に教わることも無く、自然にチャントが口を突く。
OGですらそうだった。正直、終盤のCOMMON OGの大合唱は鳥肌物だったからね。
それにくらべて、日本人は声を出せない。 ここは韓国が羨ましくなるところだなあ。
自分の国を好きだということに抵抗を感じざるを得ない、その歴史が根っこにあるだろうけど。

●年齢層とサッカー人気
ドイツまでチケットを買ってこれる人なんて、限られてる。 仕事も休まなくちゃいけない、お金もかかる。無理がある。
世捨て人(俺?)か、ボンボンか、あるい裕福な高年齢層がちょっとドイツ行くついで、そんな感じじゃないだろうか。
事実、カテ1は「サッカー見るのも初めてです」、 そんな感じのご年配の方が多数見られた。
そこでこんな事が起きた。
シンコペーション気味に入る、「ッタッタッタッ 日本」
(伝わる?サッカー見てたら分かるはず)
が彼らの世代では「日本チャチャチャ」になっちゃうの。
東京オリンピック世代。「東洋の魔女」ですから、仕方ないのかもしれないけど、世代間のギャップが応援の統一感を削いでいたのを感じた。

日本の応援歌はヨーロッパから貰ってるから、リズムが若干難しい。ワールドカップみたいに、いわば「一見さん」が応援するには難しいのかも。
それでなくても、声を出さない国民だから、知らない歌は歌えない。歌詞とリズムを配るくらいの気概が必要なのかもしれない。(あと青一色で揃える努力も)

まあ、実際応援はオーストラリアも途中までは全然だったんだけどね。


初めてのワールドカップ観戦はほろ苦いものになってしまった。
終わったわけではない、諦めてなんかいない。
だけど、やっぱり今日は元気が出ないよ、悔しい。
こんなに悔しい思いをしたのはいつ振りだろう。
絶対、今日の日は忘れられない。この屈辱は絶対に忘れない。