勝利の味

夢じゃないんだ。
起きて最初に思ったことはそれだった。
あの屈辱的な敗戦のショックは、当然今日も心に残る。
今日は韓国の友人達と会うため、フランクフルトへ行かねばならない。
疲れた体を引きずって、フランクフルトへと向かう。
(おかげでカメラ忘れたよw)

フランクフルトは数日前に訪れたときとは違い、すっかり韓国応援ムード。
聞きなれたアリランなど韓国の応援歌がけたたましく鳴り響く。

凄まじい混雑の中、なんとか友人と合流し
スタジアムへIN。

フランクフルトのスタジアムは、カイザーと比較してかなり良い作り。
さて、試合はというと、韓国が一点先制されるも、
イ・チョンスアン・ジョンファンの2点で逆転勝ち。
トーゴという格下相手とはいえ、素晴らしい逆転勝ちにスタジアムは狂喜乱舞。
正直羨ましいなあとは思ったけれど、心からついていくには昨日の負けが重すぎて、
韓国は好きだけれど、いっしょに喜ぶ気にはならず、友人たちに祝福の言葉を残して、
一人キャンプへと帰る。

キャンプでは3試合めのブラジル戦にぎりぎり間に合う。
じりじりとした試合展開だったし、クロアチアは十分に強かった。
アーリークロスを多用するあたり、日本も危ういのではと思わされた。
結果的にカカの1発でブラジル勝利!
キャンプ場にはブラジリアンサンバが鳴り続け、結構遅くまで寝れなかった。

くそう、俺も勝利の味を味わいたい。