世界との距離感

アジアチャンピオンズリーグでガンバ、ヴェルディがそろって一次リーグで敗退したというニュースを見た。
まあガンバはともかく、ヴェルディは予想通りの結果。

これを見て思ったのは、日本サッカー協会がどこまでこの大会を重視しているのかなってこと。

昨年の世界クラブ選手権を見たけど、盛り上がりに欠けていたことは否めず、その一番の理由は日本チームの欠場にあったことは簡単に想像がつく。
苦肉の策でカズが豪州に移るなどしてかろうじて失敗の烙印こそ避けたものの、だからこそ日本は今回自力で出場する必要があったはず。

なのに、このていたらくである。
もちろん、今年は開催枠が用意されるとかされないとかいう話は聞いている。
しかし、お情けで出してもらうのはあまりにも情けなくないか?
金で買ったような出場権にどこまでの価値があるのか。
これは02年を前に是が非でも出場権を勝ち取るべきだった、98年のワールドカップを彷彿とさせたから、日本チームには意地を見せて欲しかった。

はっきりいって、ヴェルディをACLに送ることにした決定にはがっかりした(あのときにも書いたけど)。
一年前の天皇杯優勝チームの実力なんて測れないのだから、リーグの2位、または今年の天皇杯の優勝チームを送るべきだったと俺は思う(レッズだったらどうだったかはこの際どうでも良いが)。

おまけに一次リーグ敗退。情けないにもほどがある。
たしかにワールドカップイヤーだからJリーグの各チームは日程調整に苦労しているだろう。
けど、ここでちゃんと努力しないと98年以降おとずれた、サッカー暗黒時代に逆戻りしちゃう。
足元をみて、アジアのサッカー界でちゃんとした地位を確保すべく、JFAには努力して欲しい。
真摯にそう思う。